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ベネチア記事色々

ベネチアでの記者向け試写と公式上映も終わって色々記事が出てきたので、ニュースページにアップ。宮崎監督の発言は、日本の新聞記事を読むと、やはり英語に訳されたものとは微妙にニュアンスや文脈が違っていたりするので、前にアップした記事に訳注をつけました。

それにしても、海外ではやはり日本とは違う受け止め方をする人もいるようで、リサの行動が問題になるだろうなというのは予想していましたが、ポニョを見てスマトラ沖大地震の津波を連想されるとは思っても見ませんでした。宮崎監督の言うように、日本人にとって津波や高波や台風はとても身近な存在なので、特定の大災害がモデルになっているとは普通思わないのでしょう。

宮崎監督の「アンデルセンの童話では人魚は魂を持たないことになっていることが好きではない」という話ですが、アンデルセン童話では、「神に似せて作られた人間だけが不滅の魂を持ち天国に行ける」というキリスト教の考えに基づき、人魚は魂を持たず、死ねばただ泡となって消えてしまうということになっています。お話のラストでは人魚姫は空気の精になり、300年善行を積めば神様から魂をもらえることになるのですが、「読者の皆さんがいい子にしていたら、その分だけ早く人魚姫は魂をもらえますよ」という教訓がオチになっているわけです。しかし、森羅万象に魂が宿っているという神道の思想や、人間だって輪廻転生して来世では動物かもという仏教思想になじんだ日本人には、この「人間以外には魂はない」という考え方はなかなかなじめないのではないでしょうか。

以前米国で動物学者がTV出演してゴリラがいかに人間に近いかということを話しているのを見ましたが、「ゴリラにも魂があると思いますか?」と質問されると、しばし黙り込み、大変注意深く「いろんな考え方があると思うが…」と話をそらして結局答えなかった事を思い出しました。日本人からするとあまり意味がよくわからない質問ですが、ここで下手に答えると、特にキリスト教右派が強い米国では大変なことになるんだろうというのは想像がつきました。

全てのものにこもった魂(アニマ)を動かしたまさにアニメーションである「ポニョ」が、欧米でどのように受け止められるのか、大変興味深いですが、今のところは好評のようです。
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